２５年前に「アメリカヤ」で買うたベルト

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「アメリカヤ」いうて姫路の老舗のジーパン屋があります。まぁ最近は、「ジーパン屋」やのうて「ジーンズショップ」、「ちょっき」も「ベスト」やし「くん巻き」は「マフラー」、ズボンにする「バンド」は「ベルト」とか言わんときょうびなりわるいらしいけど、今回はその「バンド、ベルト」の話しです。

まぁ最初に「アメリカヤ」の話しでも。いうても場所がどこやったか程度の話しやけどね。キャスパとかいうのができる前は、山陽商店街の真ん中の南北の道、久保町に移転してもとう「けんかラーメン」が最初にあった通り南町からさがってきたとこのあっこも豆腐町いよったんかいなぁ、あぼけ言よった「阿保病院」の裏っかぐらいにあったと思います。だんだん出店ができて豆腐町の踏切の北のたばこやの角を北に向かって左に入ったとこにもありました。ほかに花北モールにもあって今もあるんかどうかは、知りません。キャスパ建てようときやったか今のＪＲの北の歩道のあたりにキャスパの建設でかかった土地の店がプレハブで並んどうときにそこに仮店舗しとったこともあったように思います。あと姫路のジーパン屋いうたら、ヤマトヤシキの筋やったかミヤコレコードの筋やったかわすれたけど「Ｆｕｊｉ」いうジーパン屋がありました。あと、御幸通りの「三信」やったかもありました。でも、なんか知らんけど中学時代から大学までずっとはいとったジーパンは、アメリカヤで買うてました。いまからさかのぼること２５年ほんとは、ほったらかしにしとった昨年をいれると２６年になるんかなぁ。わたしの一張羅としてがんばってくれたベルトがありました。確か豆腐町のたばこ屋の北のほうのアメリカヤやったと思います。ジーパン買いにいってなんかついでに「ベルトなんかええのないか」と聞いたら、なんかごそごそ奥から出してきて「これがいいですよ」いうことで値段を聞いてびっくり。今、買うたジーパンよりはるかに高い５，０００円以上はするしろもんでした。「なんかええのないか」言う手前と店の女の子が「ほんとにいいものですよ。」と勧めるのでジーパン買いにきただけやのに大散財。まぁええわと使い続けて、冠婚葬祭もこれ一本であれから２５年生きてきました。それがこのベルトですわ。

しかし寄る年波に勝てず(^^ゞ、一昨年こんな姿になってまいました。

こんな姿になってからも切れて使えんようになるまで使こたろうとおもてましたがやっぱり新しいの買わんとあかんかなぁと探し回って一応気にいったやつ買うたんやけどちょっとぶっと過ぎてもひとつやなぁと思て今回新調しました。今回お願いしてバックルそのままで作ってもらったのが、十二所線のフォーラスの前の「アメリカヤボードビル店」さん。実は、新しいの買う時にここにもよってみたんですが、一万円近くしたのでどないかなぁと考えてぶっといちょっと不本意なやつをリバシティのボルトオンやったかライトオンやったかいう店で買うにいたったのですが、結局、安もん買いの銭失いになってまいました。最初からちょっと奮発してここで作ってもらったらよかった。

選んだ基準は、ようあるベルトのようにバックルとベルトが分離するやつでアジャスターみたなやつで挟んであってベルトの長さを切って自分の腰回りにあわすいうやつはいややったんで、鋲でも糸でもええから固定長のベルトがよかったいうことです。

前のベルトもって朝早くいうても１０時ぐらいに下の娘連れて電車で姫路まで出てそのままアメリカヤに直行。前のベルトを見せてこのバックル使こて新しいの作ってくださいということでお願いしました。またまた冠婚葬祭にも使用するいうとやっぱり色は黒がええやろいうことで黒の馬の革で作ってもらうことに長さはどないしょうというと前のを踏襲しましょうということでそれでお願いしました。夕方ぐらいにはできるやろいうことで、ＰＨＳの番号いうていったん家に帰ることに。途中まだ人通りのすけない、お溝筋を歩いてかえりました。でもその時ＰＨＳ持ってなかったので写真は、夕方ベルト受け取りに来たときのもんです。

まず、赤心、十二所線の店がなくなってもたから、もうこのお溝筋の店しか赤心はのうなってもたんかいなぁ。店の前もハイカラになって黒板に「トンカツセット」とか書いてあります。以前のように「とんかつ定食」やありません。中覗いてみると、猪八戒みたいなオッサンがいません。いっつもおったおばちゃんとも一人知らんおばちゃんだけでした。おっちゃんあとからでてくるんかいなと思てましたが、結局夕方通った時（この写真撮ったとき）にもおらんかったです。

その横の「まねきのえきそば」の店、ここ行ったらわざわざ入場券買うて姫路駅入ってえきそば食わんでも座って食えます。まぁみんなが思とうほどうまいもんやないから、朝の寒い時に今からぜんぜん知らんとこに受験にいくねんみたいなシチュエーションで食うんがおいしいんかも知れんけどね。(^^ゞ

昔、東天紅のあったとこの路地のあぶなそうなとこ、パチンコの景品引換所のとなりの「プロ酒場」この写真も夕方やったけど店あいてませんでした。いっぺんもいったことないのでいっぺんは行ってみたい店です。そういやサラリーマンスタンドがなくなってもてから久しいですねぇ。中学の時からいかんなんいかんなんと思って結局いっぺんしかよう行きませんでした。

こっちは、串カツの「又きてや」昔、ここの女将が、屋台でやっとう時に帰る客に「またきてや」と言うとったから屋号になったという「又きてや」うそかほんまかしらんけど年配の方に聞くとみんなそういうのでたぶんほんまなんやろう。いっぺんそのおばちゃんからも聞いたことあるようなないような。平日しかあいてないそうなんでかんばんとシャッター看板です。立ち飲みの甘辛い味噌で食うどて焼きの有名な店です。関東煮やったらこんにゃくしかなかった具もほんまの関東煮おくようになってました。学生の時、一人で行って調子に乗って一升飲んでもたこともありました。(>_<)

なんとびっくりしたんは、「六番」がこんなとこに出来てました。前、洋品雑貨やっとったとこで今、大はやりのあたらしいにできた鯛焼き屋の前ぐらいです。どうなんやろ六番いうたら中華料理で大衆中華やない思とったんやけどそんなんわたしだけでほんまは、東ちゃん（東来春）みたいに大衆中華やったんやろか。しゅうまいの味しか覚えてませんがいっぺん今度買うて食てみたい。そっから山陽の姫路駅のほうに移動。駅前の本屋やった新興書房もこないなケータイ屋みたいなしょーもない店になってもてました。

夕方どないかなと逆にこっちから電話入れたらタイミング良く今できましたいうことで今度はチャリで姫路までいくことにベルトの穴は着いてから入れてということで下の娘はわたしの後ろ、上の娘はマイチャリで出発。下のはバイパスのとこらで「崖の上のポニョ」の歌を熱唱したあと力尽きて後部座席で爆睡してました。なんとか「アメリカヤ」に到着して、ポンチで穴あけてもろてる間に「これ２５年ほど前に豆腐町の店で買うたんですよ。」いうたら「新品では出そう思てもでん風合いがでてますね。」と言うてました。「今度は馬の革ですから強いですよ。」と言うてやので「３０年は持つかなあほんなら死ぬまでベルト買わんでもええんやけど」といいながら代金の９，８００円プラス税金の合計１０，２９０円払て店出ました。

そこでまたまたお溝筋通っていっきょったら「まねきのえきそば」の前にＵＦＯキャッチャーが。見つかってしまいました。なんか熊のちゃらちゃらしたゴスロリみたいなのとってくれいいます。まぁ簡単そうなＵＦＯキャッチャーやったいうのは、位置決めをスティックのレバーでおこなうのですが位置がきまるまでなんどでも動かせるんです。それから位置決めてからアームが下りていきます。とりあえず１つはとれましたが、上のやつが自分の分が取れへんので泣きそうです。とれへんかったら「もういい」とかいうて涙ぐんどんので、お金がどんどんなくなっていくんやけどなんとか取ってやりたいので頑張りました。最後、その熊とまりもっこり二つの三個一挙取りに成功。でも一体２００円かかっとうと思います。(>_<)　自転車置いとうとこに戻ってまたまただましだましヤマトヤシキに連れてって、デパ地下で小松原豆腐店の絹こし残っとった３丁買ってかえりました。上のは、夕暮れ時はマイチャリについとう灯火をつけられるのでうれしそうです。(^^ゞ

こんな感じで仕上がりました。