たしか、去年の暮れやったか今年の初めやったか、江井ヶ島にある太陽酒造というとこに見学に行くことになったいうお達しをABUはちでもろた。お達しには、嫁と同伴で来いとなっとう。N君が幹事してくれとうみたいでメンバーはというと、震災前やったかに的形の東馬場でバーベキューというよりワインの試飲会みたいになった時のメンバーに近いんか、それとも震災後に新年会と称して元町の「神の山」でちゃんこ食て結局は芦屋まで遠征して「うけ月」でまたまたワイン飲みまくりになった時のメンバーもおるなぁと思たらどうも今世紀になってからもう今は無き新長田の「まりん」で集まったメンバーに近いでということになったが、昼間に集まったんはやっぱ震災前の的形以来やないかいなということやった。ということは、もう20年来のつっきゃいのもんもおるいうことかいなぁ。今回、嫁と二人でどっかいくんはほんま十年ぶりぐらいかなぁ。でっ、ややこしいこどもらぁはオカンに見てもらうことにしてなんや天気ようない中を嫁と二人で山電乗って江井ヶ島までやってった。
飾磨から東二見まで行って普通に乗り換えて駅4つやったかすぐに着いた。上りホームから地下道で南の改札に出んねんけど、海水浴場の近所いうこともあって海関係のイラストが地下道いっぱいに描いてあった。このハゼみたいなんはうちの下のむすめに似とうから撮ってみた。
上のむすめはこないな感じか。左のにぎやかしもなんか下のに似とうということはやっぱり下のむすめは空豆みたいな輪郭しとうということやな。(^^ゞ 改札のほう行ったらもうすでに大半のメンバーが待っとった。今回いっちゃん心配やったAももう来とうというか一時間前からおったらしい。もし遅れてったらと思ていっつもは持ってでんPHS持ってったのにいらんかったなぁ。(^^ゞ
なんか駅におる人らみんな太陽酒造の試飲会にいく人らぁみたいやぞ。とりあえずみんな揃たんで出発。浜国南にわたったらすぐに酒蔵が見えてきたぞ。なんともまぁ古風なたたずまい。
でっこい釜がモニュメントみたいに置かれとう。これで酒米蒸しとったんやろなぁ。
雰囲気あるけど前からみたらけっこう屋根瓦とか新ししてあんぞ。
やっぱり杉玉。雨もけっこう降ってます。
繁忙期はここから蒸気があがっとんやろなぁ。麹のええにおいさせて。
むかしの木桶の蓋かなんかか。
組み合わせかなんかの符号なんか。
全部に振ってある。
試飲会場の天井。嫁と二人で「リフォームまえのうちの納屋とかわらんなぁ。」と言い合った。(^^ゞ いつの時代なんか聞くとなんでも天保年間の建もんらしい。まだうちの納屋は固定資産税の通知みたら明治やからまだまだやね。(^^ゞ
酒蔵のほうに行って見学説明会。中にはいったとたん麹のええにおいがすんねん。それも素直な感じの麹の香り。なんぼかよその造り酒屋も見せてもろたことあるけどこないな素直なええ感じの匂いのする酒蔵今までなかったぞ。説明は最初、社長さんもどっから話していいかというようなとっかかりやったけど話し出すとこれまた話しに引き込まれていく感じでおもしろい。なんか西條遊児さんにどことなく風貌も話し方も似とうような。(^^ゞ 酒米にいっつも決まった量の水分を天気や湿度のちゃうなかでいかに吸わすかが鍵らしいです。どないな気温湿度でどんだけ水に浸けたかということを何分何秒という単位まで記録してデータベースしとってらしいです。
外にあった釜の後釜か。(^^ゞ
釜の向こうの台のとこにデータベースがおいてある。なんのこっちゃたか忘れたけど「和を以て醸す。」とかいう言葉があるとか。はやけど社長が機嫌がええときより機嫌がわるい時のほうがシビアに水分管理をするんでそっちのほうがええ酒がでけますということでした。
仕込みの終わった酒樽がようけありました。ほんでもここの生産高は一万石やとかでそないに本数はでけんということでした。今の人数の三倍の人がおっても生産高は倍にもならんやろということでなんやめちゃむずかしそうな仕事やなぁ。目指しとんのは大吟醸より上のお酒らしい。酒樽のまわりに冷却用のウォータージャケットが巻いてあって温度調整をするらしいですが気温があがってったらおっつかんようになって機嫌がわるなるらしいですわ。(^^ゞ
電線の碍子もむき出しでついてます。うちの納屋もこうやった。
木桶やなぁ。うちのセヴン小屋も前はこないな感じで土間やった。
やっぱり酒蔵には神棚やろ。
山田錦らしき米袋が。
この船口から酒を詰めていくらしいです。むかし使ことった器具の説明もありました。
酒樽の容量、製造年月日が書かれているらしい。なんでも酒造りは6月が期末らしく木の樽やったら期末またいでおんなじ樽にいれとったらあかんいう法律があるらしい。ほんでそないな梅雨のさなかに新しい樽に酒移しよったら傷んでどもならんのでいまはこんな金属製の酒樽しか使こてないらしいです。
コベルコ製の酒樽。奥のほうにもう捨てよかいなという酒樽があるらしいけど前にようけこないな酒樽があってどないも外にだせんらしい。
酒樽にもなにやら細かいメモ書があった。
澱酒はこの酒樽の下のバルブから抜いて詰めるらしいです。
お雛さんが吊ってあった。
試飲させてもろたんはこの澱酒とあと一種。久しぶりに澱酒飲んだぞ15年ぶりぐらいか。やっぱスパークリングでええなぁ。たぶんお酒のなかでこれがいっちゃん好き。(^^ゞ
もう一種類はこれ。冷やでもええ麹の香りがしてうまい。すっきりしとんのやけど甘もうてええ感じ。わたしはお酒は辛口いうの好きちゃうのよ。これぐらい甘かったらええわ。ぬる燗にしたらもっとうまいとおもう。いっしょに来とうもんがわたしがお酒飲んどんの初めて見たとか言うとった。「そないなことないで祭りの桟敷やったら飲んどうやろ。」というんやけどわたしがお酒飲んどうイメージはないらしい。ほんまはお酒も好きなんやでぇ。ただビールのペースでぐいぐい飲んでまうんで次の日えらいことになんのよね。まぁ立ち飲みでも一升空けてまうぐらいお酒も好きなんやけどなぁ。いっつも「インドの青鬼」飲んどうからそないなイメージがあんのかなぁ。(^^ゞ
石けんも作られてました。
ここ試飲会場での法度です。「かっこいい大人の飲み方を、、、」いう件りがええなぁ。(^^ゞ そんなわけで試飲会終了の3時までねばらんとちょっと早めに太陽酒造さんを後にしました。おみやげは、澱酒と古酒と生姜酒、それに酒粕。
駅にむこうていきます。こっちは姫路まででて晩メシ買うて帰ろういう算段です。
反対側の上り電車が先にやってった。ここでみんなとはお別れです。姫路方面はまだこんなぁ。
とか言いながら東二見に着いて特急に乗り換え。
姫路の駅地下は閉鎖してもとんねんなぁ。右は山陽百貨店のデパ地下。
ええこと書いてあるなぁ。わたしのお酒の感覚に近いもんがある。
今度は、買うて帰ったお酒のこと書かんとね。(^^ゞ
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