土曜日ええ天気やって、大安いうこともあってメリケンパーク行ったらやっぱ結婚式挙げられとうカップルとかがおった。実際、宮町の屋台完成式は、9月吉日と書いてあったんでてっきり9日か15日やとろ思とったら16日日っちょう日友引やった。あと須加がおるから友引にという粋かもしれんなぁ。ちょっと天気がやったけど入魂式の時よりよう見れてよかったように思う。
師匠とSさんとは師匠の家に11時10分前に集合いうことやったけど先週の日っちょう日に宮の御蔵まで準備しょってのとこ見ぃにいったんもあってどうも蔵出し、蔵練り出しが気ぃになっとったんでちぃと早よ起きて8時半目指して宮の御蔵に行った。いったら出立までの最終セッティング中。
左後ろの綱の締め直し。
外から見てもろて「もっと上やぁ」とか言われもって綱の係が直していっきょうのんはどこもおんなじ。
擬宝珠のしゃっちょこは、宮元の印。
今日の主役、棟にはたきもかけて、ちょっと天気か心配、今でもちょっと肌にぽっぽっと感じる。orangeさんどこぞにおるやろから電話してみよかいなと思たらわたしの横におった。(^^ゞ 露盤の意匠とかようわからんのやけどとりあえず色々見せてもらお。
露盤左側、すんません、なんの意匠かわかりません。
左側の狭間。「源平布引滝四段目小桜責め」
当所と書けるんがええなぁ。(^^ゞ
露盤正面、これは、五條大橋いうて書いてあるから右上が義経でオッペケぺーみたいなかっこしとんのが弁慶やね。
前の狭間は、「天の岩屋戸」ですか。ということは
三代目松本義廣さんですね。
露盤右側、すまん、わからん。(^^ゞ
注:後日、妻鹿の見せてもろてわかりました。
「村上義光 錦の御旗奪還の場」やね。
右側の狭間、「佐久間玄蕃秀吉本陣乗込の場」当所の津利義幸さんですね。
露盤の後ろ。これは、鬼がおばはんみたいやから「羅生門鬼退治」渡辺綱やなぁ
後ろの狭間、「桜井駅楠公父子訣別の場」菊水も入っとう。なんとか狭間だけは狭間フェチの面目躍如か。(^^ゞ
こないな具合に。狭間の正面と後ろ。両サイドと作者がちゃうんやけどそないな違和感のうてようマッチしとうよなぁ。それに彫りがめちゃくちゃ細こうてまねでけん感じ。うちのヤッサの前の狭間と今の狭間比べて前のはもっとごっつかったとおしゃる方がいますがこないな感じやったんやろなぁ。
脇棒受け
地車でいうたらなんやほれ獅噛みみたいな感じか、ほなこれは龍噛み。(^^ゞ
棒端綱
こっちの水引幕はこないな織物。
繻子織りというもんやそうです。これはこれで柄が細こうてええですねぇ。
後ろの水切り金具。これは屋島の那須与一に射られるほう。弓道やっとったうちの嫁に「あないなことほんまにでけんのか」というたら「できるよ。やったげよか。」ということでわたしらから見たら神業みたいに思とったというか聞かされとったんやけどそないなことでける弓打ちはけっこうおるみたいです。(^^ゞ
箱の昇り総才、orangeさん曰く「この透かしで野隅木のうるしが見えてかっこええ」そうです。orangeさんと上から確認。鶴に虎に飛龍で獅子がおって鷹かなぁ、ということになった。総才端はなんやということで
フェニックス、鳳凰。(鳳凰と火の鳥はちゃういうんは\(^^\) (/^^)/おいといて(^^ゞ)
御幣額やのうてちょとおしゃれ、注連縄。
台場差しの時に閂抜っからその止め。
これは、前の止め。
ちゃんとポジションマーキングしてあります。
きれいな棟のアール、箱の昇り総才もこんま過ぎずまたでこすぎずバランスのとれたほんま「きれいやなぁ」と自然と声が出てまうようなヤッサやね。
なんや雲行きわるそうで早よやろでと声がでとったけど定刻通り、各えらいさんの挨拶、乾杯もすんだ。さぁいくでと声が出だしたらやっぱどこのヤッサでもゾクゾクすんなぁ。(^^ゞ
さぁ木ぃがはいったでぇ。ここの棒端さんは、白手袋だけでこれというて目印がないんやね。
うしろからいくでという棒端さんの掛け声でシーソーが始まってきれいにあがった。
差し上げもきれにいにきまった。こっちは川とヤッサの間におるからもしこっち倒れてったら川やなぁと覚悟決めて撮影。しばらくして宮に向かって町練りに出発。わたしは予定通りこっから朝メシ食いにorangeさんと別れて家にもどった。こんどはお宮さんです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。