もうそろそろ10月も下旬になろうとして、播州の秋祭りも魚吹を残すだけとなりました、もう祭りは来年までええわと言うときながら、灘のけんか祭りのことちょっとは書いとかんとと思いこれで今年の播州秋祭りの締めくくりとします。
14日は、起きたら雨であしたの15日の本宮が心配やったけど宵宮の雨がうそみたいに晴天になりました。15日は会社休みとっとったので、ちょっとabuはちに寄って帰りました。そこで飲んだ「キリンスタウト」ですが、いままで何回か製造中止になるとか噂がでとったんですが、今度はほんまに廃盤になるみたいです。前回のとき酒屋で製造中止になると聞いたabuはちのマスターがほんまかどうか直接キリンに電話かけて聞いたけど酒屋の話しがガセやってまだ製造してます。いうことやったんやけどまたまた最近そんな噂がでてきました。また前回のこともあるのでキリンに電話したら今度はほんまやったんやて。そんでかわりになるもんをなんかさがさなあかんいうことで今あるスタウトは、「一番搾りスタウト」とかいう「キリンスタウト」とは似ても似つかん黒ビールかぇみたいなビールしか思い浮かばんかったんやけど、マスターの話聞いたらアサヒもスタウト出しとうみたいで、度数も「キリンスタウト」とおんなじらしい。どうやら代替品はアサヒになりそうです。
でっ、帰りの電車でやっとというか最後の最後に祭りまみれの電車に乗ることができました。しかも姫路まで(>_<) いっつもヘッドマークもあった思とったんやけどどうやらヘッドマークつけて走っとんのは、ザ祭り屋台in姫路の時だけやったみたいです。
15日朝9時半着の国鉄で岸和田のだんじりをされてる方がいっぺん「けんか祭り」を見たいいうことで彼女といっしょにこられるのを姫路駅まで迎えにいきました。
その前に近所の法華寺です。いつものマンスリースローガンが「秋晴れや みんなしあわせエンヤーヨッソイ」となってました。ここは中島の御蔵&公民館の裏で祭り間みんなが自転車置いたりして毎年結構迷惑かけてます。そんでこんなヤケクソなお説法なんかもわかりません。
車で姫路駅まで迎えに行ってとりあえず家まで帰ってきてそこからチャリ三台でお世話になるおっちゃんの家のある妻鹿まで行きました。奇しくもおっちゃんとおんなじ苗字の岸和田のOさんには、家に行きがてら「どこともうちの祭りが一番や思とうから、だんじりもすごいやろうけどおっちゃんの言うままふんふんいうて聞き流しといてな。」と言ったのですが、このあと桟敷でおっちゃんがだんじりとやっさを比較しだしてハラハラドキドキになります。(^^ゞ
宮入りの順番を待つ妻鹿のやっさ わたし的に しびれる「エンジ」の伊達綱
おっちゃんの家に着いて自転車置かしてもろてとりあえず、やっさの大きさとかどれだけの人で練っとうか見てもらうために宮に向かいました。途中、日参の説明とか積んどう太鼓の大きさとか松原の村の中通りながら説明しました。白浜小学校の前に妻鹿のやっさが宮入前で待機していました。そこでとりあえずやっさの説明をいろいろとしました。まぁだんじりといろいろ共通点もあるようでだいたいわかってもらえたように思います。妻鹿の新調した衣装展示の時に伊達綱を茶金とエンジの2セット作って「どちらを使用するかは当日のおたのしみ」みたいなことを書いてあったのですが、本宮「エンジ」の綱で出てってました。めちゃしぶいやんけ昭和40年台やったか50年台ごろやったかに使ことった綱の復刻やいうけどこれええわぁ。来年、漆塗ったらまた、あの漆の黒に映えるんやろなぁ。とりあえず、宮の中に入りました。いっつも西の搦め手から入るんやけど今年はすんなり入れました。平日やし人少ないんかなぁ。的形も来年から人が集まらんからいうて13、14やのうて第二土曜日曜にするいうとうぐらいやからなぁ。まぁ灘はそんなん関係ないんやろけどね。(^^ゞ
中、入ったら木場の若いのが拝殿まで走ってきて賽銭箱の上の鈴ならす縄に上ってばちあたりにも注連縄に足掛けて上っていきよったぞ、むかしからこんなことしとったかいなぁ。?やっさは松原の宮入でした。入ってったんはええんやけどかけ声も練りも元気ないねん。なんかやっさ新調してから松原が元気なん見たことないんやなぁ。あいだけ人が多い村やのになぁ。そうこうしとううちにもう一人妻鹿駅で待ち合わせしとうこの祭りなんべんも見とうけどいっぺん桟敷でみたいいう東京からきとう人から電話がありました。「今、やか に着きました。」「ちゃうがな待ち合わせは めが やがな」ということで、ひっかえして約束の11時には妻鹿駅に到着するみたいなのでいつものように後ろ髪ひかれる思いで宮を後にして妻鹿の駅に向かいました。とりあえず全員合流して、「もう山いこかえ。」言うおっちゃんの一言で山に向かうことに。妻鹿のはちまきもろたんで、でぼちんに巻いて出発です。めえめえ手分けして重箱提げて山に。妻鹿小学校の校庭横ぎっとう時におあばちゃんに「この前入魂式きたんやで」というと「そうらしいなぁ。娘が言いよったわ。」そこでわたし「入魂式やいうだけやのにめちゃめちゃ人おったで」いうたら「みんなどっからか聞き付けてきとんやけどあんな人が集まるん妻鹿だけみたいやで。」 やっぱり妻鹿だけやったんか(^.^)
ちょっと早くに山上がってしまいました。今日は天気もめちゃめちゃようて暑いです。いつものように遅れるんが祭りでなかなかやってきません。ええかげん飲んだとこでやっとこさ、露払いのてぇんこてぇんこがやってきました。始めはちょっとびっくりしてもらおうと何するか言わんと見てもうたんやけど岸和田のOさんあんまりびっくりしませんでした。彼女はけっこうびっくりしてくれましたけど。そのあと何度か、てんこてんこの乗り子が脳しんとうおこしたりしててんこてんこがやみかけたりしましたが、無事?広畠から御旅所に上っていきました。
そないしとう間に練り番の宇佐崎のみこしが入ってきました。一台は、擬宝珠もうぶっとばしてましたが。七年前の宇佐崎の練り番の時この昼の広畠で一人亡くなっています。この時の状況は今も覚えてますけど憶測なんでここではよう書きませんが気になる人は今度おうたらわたしに直接聞いてください。実際はこうやったんちゃうかなぁと思うことがあります。(^^ゞ みこしもひとしきりぶつけてこれまた御旅所へ。
木場のやっさが入ってきて松原がやってきてひがっしゃまもやって来てさぁやっと妻鹿のやっさがやってきました。綱がきれいや、それにどないたんどえいうぐらい練りもじょうずです。三台練りのまんなかになってもぜんぜん負けません。今年の妻鹿すごいで。従兄弟にいうと「やっさがあたらしなってうれしいんや、妻鹿は単純やからなぁ」というけどほんまええ練りしとうでぇ。(^.^)
おっちゃんがけっこう酔うてもて、いっつもはおっちゃんが止め役にまわらなあかんおっちゃんが今年はきてないからようしゃべるしぇべる。そこでおそれていたことが(^^ゞ 岸和田のOさんに「だんじりの上でひょいひょい飛んどんのおるやろあんなもんわしでもしたらぁ。」「そんなもん誰でもできへんがな」とわたし、しかしそこでOさん正論で説明「飛ぶいうことは着地したときの位置とか考えて前に飛ばなあかんのですわ。それに身の軽さとかもあってだれでもできるいうもんちゃいます。」そらそうやわなぁ。あんなもんテレビで見とってもむずかしそうやし命がけやもんなぁ。それからなんかようわからんけどおっちゃんとOさん仲良うなってもて、でも好き勝手なことばっかり言うてましたけどね。
あれっ?松原どこえ? おった、おった。4台ともおった。(^^ゞ 妻鹿、三台練り真ん中、今年めちゃ強いやん(^.^)
ひがっしゃまにも負けへんで~(^^ゞ
妻鹿も山上っていってもて練っとった親戚の兄ちゃんと息子さんが桟敷に戻ってきました。もともとこの兄ちゃんは、妻鹿の乗り子で太鼓たたいとったんですが、今は妻鹿に住んでないので乗り子してません。はやけどなんのひょうしやったかけっこう有名な話しで山登りの最中に蜂の巣をつついてしもて蜂がおそてきたので練り子が皆逃げてしもたけど乗り子は逃げんと太鼓たたいとったいう話し。やっさは、御蔵出て宮に据えたりせん限りどんなときでもやっさがひっくりかえっても太鼓はたたいとかなあかんいうのはよう聞きます。今はよう知らんけど昔は、「お前らの太鼓がわるいからやっさがあがらんのじゃ」とかいって頭を神手でどつかれたり、ちょっとまちごうたりすると水引幕めがけて神手がつっこまれたりしたのを見たことがあります。まぁ乗り子は大変なんやけどこの蜂の事件の時、実はこの親戚の兄ちゃん乗っとったらしいです。なんでも妻鹿の前のやっさの綱が蜂の巣ひっかけてもてそのやっさを襲わんと妻鹿のやっさめがけて襲てったらしい。練り子は逃げてもたけど、乗り子はなにごともなかったように太鼓たたいとったんやて。すごいなぁ。また太鼓に関してはこんな話しもうちの師匠から聞いたことあります。師匠が灘のどっかの村のやっさを練りにいっとったらしいんですが、道中擬宝珠が電線にひっかかって外れて後ろの練り子を直撃したらしい。運悪く亡くなられたらいいけどその騒動の間も太鼓がやむことはなかったそうです。
みんな御旅所に上がってしもて結構見物客が帰りだしました。岸和田のOさん「もうおわりですか。」「いや、いまかえっりょんのは、祭りしらんあほや、いまからがおもろいんや。」と兄ちゃん。入魂式の時もそうやったけど、息子といっしょに前後の閂練るんは、感無量なんかなぁ。親子で練れるいうんは幸せやなぁ。
そないしょう間にてんこてんこの松原のだんじりが降りてきました。宇佐崎のみこしが下りてきたころに岸和田のOさん、そろそろ山下りて帰らなあかんことに。どんな祭りかちゃんと説明せんかったから、いつ帰ってええかわからんかったらしい。これからやっさもどんどこどんどこ下りてくるからチャンスはこのみこしがいんでもたあとぐらいしかありません。このことを兄ちゃんにいうと「わえがおろしたるから用意せえ」ということで兄ちゃんを先頭に岸和田のOさん、彼女、わたしの4人であぜ道よりも狭い道を下りていきました。なんとか下りれて国道の別れのとこまで連れてってもらいました。そこで兄ちゃんとわかれて兄ちゃんは山へこっちは、おばちゃんとこに帰ってお礼を言って自転車で私の家まで帰ってきました。うちとこに置いとった荷物を持ってOさんと彼女にまたまた道交法違反の二人乗りで、わたしは単独で飾磨駅めざして出発。
Oさんらが自転車とめよう間にわたしが二人分の切符を買って「電車きたから早よ行きよ」と言って送りました。ほんま姫路行きの普通が入ってきよったとこでした。さてわたしは、またまた「にちょうびき」で家まで帰って一台自転車おいといて妻鹿までもどりました。もっぺん山に向かって広畠にいくと木場が帰ったあとでやっさも止まっとう状態やけどえらい人です。おしのけおしのけなんとか桟敷に戻ってきました。今日は、ぜんぜんさむないです。いっつももってとう冬の一張羅のフリースもいらんぐらいぬくかった。本年も八家が帰って祭り終了。東京からの客人と一度おっちゃんとこに寄ってから妻鹿駅まで一緒に行ってそこで別れました。この方はこれから一度姫路に出て新幹線で新神戸にとっとう宿のクラウンプラザ神戸に荷物置いてabuはちに行く言うとられました。後日、昨年桟敷に来たマルサのKさんによると、abuはちにお友達の切り絵作家の成田一徹さんとお見えになっとったそうです。タフやなぁ。(^^ゞ
その方にもらった東京みやげです。おっちゃんとこと一箱ずついただきました。わたしは最初そないな有名なもんやとしらんと「またまた、葛飾柴又まで買いにいってもろてごくろうさんなこっちゃ」とおもてましたが、とらやのだんごではなく、森進一が紅白のことあやまりに持っていった有名な羊羹やったらしい。妻鹿のおばちゃんもうちのオカンも知っとった。知らんのは、わたしだけやったらしい。うちのに「これ、もうた」いうと有名なん知っとったけど羊羹は食わんということで羊羹好きなオカンの手元にいくことになりましたが、そないに有名なもんやったらいうことで一本会社に持って行ってみんなで食いました。東京のKさんありがとうございました。
また、来年やね。
年賀状は100種以上のデザインから選んでメールで簡単注文
STOUTそそるフォルムですね
うま〜い羊羹ごちになりました。
投稿情報: surfbose | 2008/10/21 19:26
surfboseさん>
たしかにうまかったなぁ。雑味のない羊羹いうてあるんやなぁ。
高いだけのことはあるなぁ。なんぼか知らんけど。(^^ゞ
投稿情報: ガン | 2008/10/21 19:44
木場はヤッサ据えて、拝殿前の弦の綱に登るのは「宮移し」で木場の伝統儀式です。東山も登るかな?練り番の時はどの村も登りますよ。あの綱は7年に一回、松原の練り番の時に木場が交換しています。
投稿情報: 鬼若 | 2008/11/04 22:34
鬼若さん>
はじめまして。コメントありがとうございます。
すんません、初歩中の初歩も知らんと失礼いたしました。
宮は、中途半端にしかいったことないので今年初めて
拝見しました。松原の練り番の年に木場が交換されてるんですね。
やっぱり性根抜き、入魂のような神事があるんでしょうか。
再来年注意して見させてもらいます。
投稿情報: ガン | 2008/11/05 12:25
やっと見つかった!
2012年2013年と灘のけんか祭りを撮影し
2013年は木場の縄登りを撮影出来ましたが
記述がなくて色々調べていました。
参考になりました、ありがとうございます!
Blu-ray/DVDにしたりしてますが、
You tubeにもアップしていますので
よろしければ御覧ください。 あースッキリしました。
http://khbean3.seesaa.net/article/377990763.html?1382198329
投稿情報: 林田弘平 | 2013/10/25 10:34
>林田弘平さん、はじめまして。
少しビデオ拝見させていただきました。
スチールもええけど動画もええですね。(^^ゞ
これからもよろしくお願いします。
投稿情報: ガン | 2013/10/26 09:17