その日は、雪がもうとった。
だんだん登場人物にたいする思いこみいうんもあって自分で想像してまういうんもあんのやろけど、高田郁さんの文章表現力が更にパワーアップしてっとうように思います。すごくリズム感のある短いセンテンスで読みやすく、それでもって必要にして充分な表現なんやね。登場人物の言葉にしても言葉そのものに感情をもたしたものがあるかと思うと、ふつうの言葉をしゃべらせておいてその感情を比喩的に形容するというようにその時々でやっぱこの方はするどいなぁと思う。もっとも話しの流れからしてひきずりこまれてそないなふうに読者がもっていかれとんのやろけどこのすごさはいっぺん読んでみんことにはわからんやろなぁ。今の作家でこないな簡潔で巧みなんはこの方をおいておらんやろ。過去の作家でこないにじょうずで思いあたるんは白樺派のあのオッサンぐらいかなぁ。反対にださださだらだら文章の谷崎潤一郎に「これ読んで勉強せぇ。調子こいて文豪とかぬかしとったらあかんど、自分で世に出した作品わざわざ添削かけてもあの程度やろがえ」というてやりたい気分やね。(^^ゞ
今回の第四話の「嘉祥」は、小松原様の目線での話しでなんとなく「みをつくし料理帖」のスピンアウト風でシリーズ自体のアクセントとして斬新やったなぁ。(^^ゞ
高田先生また海文堂でもサイン会やってなぁ。その時はまた会社休んで先生のファンも会社休ませて駆けつけますから。(^^ゞ
先週、家にいつものように次の日になってから帰ると、週末やないのに嫁が起きとった。聞くとえらい憤慨しとう様子。地震と津波のとこはしんどいやろけどもう復興に向けて進んでいっきょう、けどこの原発っちゅうやっかいなモジュールが福島県にあるためにほとんどの物流はスルーして北にいってまうらしい。嫁の実家の灯油もそろそろ底ついてきたらしく震災の当初から風呂は二日おきにしとったけどそろそろあかんいう情報がはいっとった。ただ掘りごたつの燃料が練炭でそれは確保でけるらしいので掘りごたつさまさまらしいです。(^^ゞ 放射能汚染が心配やから避難してくんのやったら姫路はいつでも受け入れオッケーやでと電話しょうおもたらつながらん。うーんっと思て次の日に連絡したらつながらん思たのにつながったのでその旨言うてみたけど、バスも走ってないしガソリンもないらしい。なんでも新幹線は那須塩原から出とんので子供らだけでも疎開さすんやったらそこまでいくしかないなぁというこっちゃけど片道分の燃料しかないとどっかのでっこい軍艦みたいなことになっとうらしい。にたかよったかの理由で運送業のトラックも行くんはええけど帰りの燃料補給のめどがたたんのでいやがっとうらしいです。飛行機は臨時便が出とうけど完全予約制ですでに満席らしい。そないしとう間ぁに毎日のように嫁に連れからだれそれはどっかに避難したいうメールが毎日のようにきとうみたいです。今んとこ嫁の実家はそのままでおるようです。まぁなんとか燃料は確保がむずかしいけど食料はあんので心配せえでええいうことらしいけど当分は目ぇはなせんわなぁ。
テレビ欄もこんな感じでいう前に震災のおこる前、子ども部屋の机買いに行ったときにビデオデッキをつなぐケーブル買うてった。2年ぐらい前にめげてないけど用がないいうて社長が捨ててまいよったビデオデッキをくださいいうてもろてっておいとった。そんで今度のテレビにNHKでやっとったいっしょけんめい録っとったサンダーバードをブルーレイにおとしとこと、よなよな作業中やったんやけどこないなんがあった。
邦題は、「原子炉の危機」
この人形劇でも四角い箱燃えてまいます。もっとも
原因はこのオッサン。キラノと双子のフッド。原子炉のコントロール室のなかでてっぽうぶっぱなして銃撃戦やってコントロールパネルめんでもて原子炉制御不能という事態に。
舞台はオーストラリアで、運良く風向きがよかってメルボルンまで放射能がきそうやったんやけど難をのがれたいう会見です。みんなして原子炉見捨てて飛行機で逃げてまいます。風向きわるかったらどないすんねんみたいな会見です。あの東電の「ちょっとあんたテレビでてみるか」「ほなでてみよかな」いうて吉兆の会見みたいにうしろで言うたこというとうだけや思たら温度言うときに「マイナス2千6百度」とかいうて、そんなもん絶対零度こえとったら炉心もだいじょうぶやろみたいな会見しとったダボがおったけどそないなレベルや。
今年はやくも最後の新子かもしれへん。あれからぜんぜん新子まわってこん。
なんやほうれん草が、放射能汚染されとう言うとうけど、そないなもん洗ろて食えんねんやったらわたしがなんぼでも食たるからもってってやぁ。(^^ゞ なにはなくてもほうれん草。(^^ゞ うしろにはほうれん草フリークがついとるぞ。北関東東北がんばれ!
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