最近こないなんを読んでみた。
むかし、緒形拳が主役でテレビドラマやっとたからみんなよう知っとうと思うけど、主人公が豆腐屋で歌人。うちのオジイも歌詠んどったから興味あったんかオジイ家ぇにいったらこのドラマ見とったように思う。著者の和歌と、手記で、冬の季節から、秋までの一年間表題どおりの四季が綴られとう。主人公の緒形拳が豆腐を愛しむように見るシーンが頭にこびりついとって、いっぺん読んでみたいと思とったんよね。小さい時に病気になって片目を失明されとったり、肺結核になって学校に長い間行けなんだりして更にお母さんが早逝され結局勉学の道をあきらめて家業の豆腐屋を継いでいくということになる、その頃覚えた和歌の創作に励まされながら、生きていくという話。うちのオジイとなんとのう似とう、オジイは、自分の親のことをええように云うたんをいっぺんも聞いたことが無い、オジイの話だけしか聞けへんのでどこまでがほんまかはようわからんけど、オジイの話やとオジイが生まれてきたんを幸いに馬車馬のようにこき使われとったらしい。ほいで学校にもろくにいかしてもらえなんだそうで、中学校は夜間に行っとってそこの先生から和歌の手ほどきを受けて97歳で死ぬまで和歌を詠んどった、やっぱり和歌を心の支えにしとったと云うとった。オジイの和歌もなんやかんや入選しとったみたいやけどその和歌を読んでその良さがむかしはぜんぜんさーっぱりわからなんだ。今回、この本を読んで生活の匂いのする和歌の良さゆうもんがちょっとだけわかったような気ぃがする。いままで、和歌でも俳句でもきれいなもんを求めすぎとったんやろなぁ、はやからぜんぜんわからんかったんや、奥の細道でもそないにめっちゃ美しい技巧だけに頼った句なんか全然出てこんのになぁ、なんで今まで気ぃつかんかったんやろ。(^^ゞ そうそう、いっぺんうちの親父が誰ぞに句会に誘われて頼まれて数句つくってくれとゆわれて自分で良うつくらんししゃあなしにオジイに何句かつくってもろて結社に提出したことがあった。ほななんか入選してしもて、最初っからこないな成績収める人にいっぺん会おてみたいとその結社の主宰がゆうてって、実はオジイがつくったゆうこと正直にゆうて勘弁してもろたことがあった、オジイは和歌専門やのに俳句もでけんねんなぁとゆうことで感心した。
今度は、この本の作者の真似して万葉集を読んでみよかと思う。
ガンさんこんばんわ。
スンマセン、、、和歌とか解りません。
投稿情報: はみ | 2016/12/21 21:47
>はみちゃん、
わたしもようわからんのやでぇ
はやけど、見とったらなんとのうわかった
気ぃになんねん。(^^ゞ
投稿情報: ガン | 2016/12/22 17:09