出版されてからすぐに買うたけど、積読になっとった本、ようやく読めた
この本が出版されてから、米朝が逝って、三代目春團治も逝ってもた。
これで、上方落語四天王と呼ばれとった落語家はみな鬼籍に入ってもたことになる
2017年には、兵庫県立歴史博物館で、特別展「人間国宝・桂米朝とその時代」があって
それは見にいったんやけど、その前に読んどくべきやったと、最近読み終えて思い知った
本自体は、戦後、風前の灯の上方落語界から米朝の無形文化財保持者に認定されるまでが書かれとって
資料としてもけっこうなもんやと思う。この本読むまでに江戸落語関係の本はけっこう読んだんやけど
こっち先に読んどいたらよかったなぁ。(^^ゞ
とりあえず伊達に長いこと生きとったら、四天王の落語も生で聞いたことがあるわけで
六代目笑福亭松鶴は「手紙無筆」を大学の学祭でいっちゃん前に聞かせてもろた
桂米朝は、毎年、正月に姫路で独演会を公会堂(市民会館とかいうんかいなぁ)でやるのを何年も
見にいっとったけど演目が思い出せんのよね
五代目桂文枝は、長いことやっとった小文枝のときに、姫路の高校の落研が文化センターでイベントをするときにいっつも呼ばれとったんで何度が聞いた、演題はなぜか毎回「猿後家」やったんやけどね(^^ゞ
三代目桂春団治は、秋に神戸文化ホールでやる東西名人戦で何年間か聞いた、八方も毎年でてっとったけど大変失礼なことにいっつも八方のときに寝てまうのよねしかもいっちゃん前のセンターの席で(^^ゞ 小三治もええんやけどわたしは春團治がいっちゃん好きやった、出てって枕無しで、ストーンっと羽織落として本題に入って行くんなんかは、寒毛が立つぐらいめちゃめちゃかっちょええ、イッチャン好きなんは「皿屋敷」かなぁ、話にすーぅっと引き込まれていって息もでけんぐらい。
その前は、全盛期の勢っきょいのある仁鶴がすきやったかな 中学の時はようカセットテープをきいた、仁鶴の歌は生で聞いたことあるけど落語は残念ながらない。
今は、春團治亡き後、今いっちゃん好きなんは、関東になるけど 柳家三三さんかなぁ。関東の間合いもすっきゃなぁ(^^ゞ 上方とはちゃうあの間合いね、一発屋とかいうてみんなバカにするけど、ダンディー坂野の間合いだけで人を笑わすあの感覚かなぁ ダンディーの間合いはすごいで。
ニノミヤムセンという電気屋が姫路に進出してきたときのイベントで林家小染を呼んどってその時サインしてもろた、握手もしてもろて、小染さんに「ごっつい手の平しとうなぁ」とさらに力いれられたことを覚えとう、亡くなったときABCラジオの歌謡大全集で、桶ちゃんが泣いとったんを今でも思い出す 何本か小染さんの落語のCD聞いたことがあるけどまだまだ荒削りやったあのまま生きとったらどないな噺家さんに
なっとんのかなぁ。
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