結局99年続いた海文堂書店は、2013年の9月末日をもって閉まってしもた。
この本屋に行きだしたんはやっぱり大学のころか、いっちょう(一応)、体育会ヨット部で競技ヨットやっとったから「舵KAZI」「ヘルム」はここで買いよったと思う。今はなきIYRUの判例集もここで買うた。主に2階の海洋関係の出版物に興味あったんかなぁ。ここで「P旗」ほんまもんの国際信号旗、買うたこともあったなぁ。スタート練習に使うんよね。(^^ゞ
中入ったら、本の匂いのするええ本屋やった。本屋やから当たり前か(^^ゞ
元町の会社でバイトしとった時の昼休みに毎日のように行っとった。大好きな福永武彦の全集もここで揃えた。
この元町商店街は、10月1日か
店やっとっても廃業してもとってももうとっくに閉まっとうような時間
やっぱ、さびしいね。高田郁さんがトークショーでおっしゃってたんは、閉店が決まってからはあんまり行かへんかったというかあえて行けなかったと言うとったった。それは、閉店いうんを自分ではどうにもでけんという事実があったからと、わたしもその気持ようわかる。
なんかしら海に関係のあるもんがちょこっと飾られとんのよね。
ちょうど「少年H」やっとったときやったんか。そういうたらこの時仕事で神戸に戻られとったかっぱちゃん(^^ゞ、いえ妹尾河童さんに何年も前にここで買うた「河童が覗いた50人の仕事場」にサインしてもろたなぁ。
こないな、ちょっとしたことでもこの本屋さんはよういのいとったんやなぁ。
ギャラリーは、ハンター坂に「島田ギャラリー」としてだいぶ前に移った。
この後には薬種問屋、いや、ドラッグストアが入りるともう決まっとった。
2階のショーウインドウには、愛媛県宇和島の大漁旗
このシャッターもこれで見納めか
ちょっとセンチになって頼んどった海文堂の鳥瞰図を海文堂の袋ごと置いて撮ってみた。
ABUはちまではよう来るけどもうこっちに行くことあんまりのうなんのやろなぁ。
さらば海文堂書店、ちょっと椎名誠入っとおか(^^ゞ
年が明けて、なんかこないな新聞記事が出とった。なんか具体的でものうてなんのためにこないなこというとんのんかわからんような記事。
これって、この前の震災の時やら、東北の大地震の時のあとになに聞いても「風化させたらあかん」言うヤツと言うとうこと変わらんがな。その時の避難のノウハウとかは風化させたらあかんのやろけどたいがいのもんが「風化させたらアカン」と言いよんのは自分の亡くなった身内のことについてやと思う。高田郁さんの「出世花」のなかで市次が、「この世に未練があろうとなかろうと、何かに気持ちを残したりはしない。気持ちに拘るのは残った人間だけだ。」という件があんのやけどほんまその通りやと思う。このなんやわからん神戸市の言うとうことは、無責任なあまりにも無責任なノスタルジーやと思うんやけどなぁ。
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